白瀑神社
白瀑神社
御祭神
火産霊神、埴山姫神、天照皇大神、
大山積神、建速須佐之男命、羽黒大神
秋田六郡三十三観音霊場 第二十八番札所
由緒
仁寿三年(853)、
慈覚大師が八森山滝の下、
清浄にして山色冷澄を感じて参籠します。
「かかる瀑水は世に比類なき霊地」 として滝に打たれ、
自ら刻んだ不動明王を北方岩上に安置しました。
そして国土安泰を祈願したと伝えられます。
その後、
天台の僧が別当となり、
瀧峰山不動院と号して
多くの堂宇が営まれます。
中世には修行の地として、
修験道が盛んになりました。
貞亨五年(1688)、
藩主・佐竹公が青銅三尺の不動尊を寄進、
波切り不動と崇められるようになります。
近世(1801~1806)、
江戸時代の紀行家・菅江真澄さまが訪れ、
二度に渡り滞在しました。
明治初期(1868)、
神仏分離令により
白瀑神社に改称されます。
明治四十三年(1910)、
旧八森村内の三十社が合祀されました。
白瀑神社の奥には白瀑の滝があります。
『岩をたて
山をかこひの
滝の壷
たた観音と
唱ふ声のみ』
秋田六郡三十三観音霊場
第二十八番札所御詠歌
『ふりつもる
雪より雪の
おち来かと
滝ついはなみ
か々る激しさ』
菅江真澄
0コメント