氣比神社(おいらせ町)
青森県おいらせ町に鎮座しています
氣比神社です。
氣比神社、拝殿です。
御祭神
足仲彦尊(第十四代・仲哀天皇)
由緒
後鳥羽上皇の御代(1180~1239)、
源頼朝公が奥州征伐の際、
陸奥国に広々とした馬の生産地が
開けている事に注目します。
頼朝公は政策の中央牧場経営の為、
武将・加賀美次郎遠光さまの三男・
南部三郎光行さま(南部氏始祖)を移住させました。
そして南部馬を生産、
地方民にも馬の生産を奨励します。
以来、馬の生産が盛んになりました。
建久二年(1191)、
加賀美次郎遠光さまは
地方民の無病息災、延命長寿、
五穀豊穣、大漁成就、家畜安全を願い、
越前国一之宮・北陸道総鎮守
氣比神宮の御祭神・足仲彦尊を賜り
この地に勧請します。
安政二年(1855)、
氣比大明神を賜りました。
明治五年(1872)、
神仏仕分けにより、
氣比神社と改称されます。
こちらは志乃武神社です。
昭和十八年(1943)、
旧日本海軍より天照皇大神宮、
鹿嶋大神宮、香取大神宮より御霊分け、
旧三沢海軍航空隊基地に勧請されました。
昭和二十年(1945)、
終戦により木崎野地区の守護神、
氣比神社に納められ、
後に社殿が建立されます。
氣比神社の左には
山登(やまあげ)神社が鎮座しています。
山登神社です。
御祭神
左は春日神社、天照皇大神、八幡宮
中央は湯殿山神社、月山神社、羽黒山神社、十和田山神社
右は幸比羅神社
由緒
古来よりこの地では
八甲田大岳登山信仰が盛んでした。
毎年時期が訪れると早朝の暗いうちに、
若者達が氣比神社と山登り神社に
無病息災と登山の安全を祈願して出発。
帰還後は無事に登山が出来た御礼参りをして、
草履を欅の枝に投げ掛けて解散します。
参加出来なかった人は
登山者と共に参拝する事で、
登山したと同様の御加護があると
信仰されていました。
0コメント