志和古稲荷神社

岩手県紫波町に鎮座しています

志和古稲荷神社です。

拝殿の前には御眷属社が鎮座しています。

昭和二十九年九月二十六日、

この一帯を襲った台風十五号によって

社前の御神木大杉が倒伏しました。

大杉の残木整理中に根本の空洞より、

御眷属キツネのミイラが見つかり

拝殿前の御眷属社に祀られます。

そしてこの年から御眷属キツネさまに

願いを伝えると、

稲荷大神に伝わり

願いが叶うといわれるようになりました。

(御眷属社はガラス貼りになっていて、

御眷属キツネさまのお姿を拝観できます)

志和古稲荷神社、拝殿です。

御祭神

宇迦御魂命

由緒

創建年代は不明。

平安時代(794~1192)、

源頼義・義家公が東北征伐の際、

現紫波町の陣ヶ岡に滞在中に

この地に勧請したと伝えられます。

以後、

この地を領地としていた

斯波氏の厚い崇信を受けました。

江戸時代には藩主南部利直公以来、

歴代藩主の崇敬も受けます。

古くから本宮寺と呼ばれ

修験道で祀職が世襲されていましたが、

明治初期の修験道廃止で

志和古稲荷神社に変わりました。

境内にて。

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