照蓮院

朝日山照蓮院

宗派 浄土宗

ご本尊 阿弥陀如来

津軽八十八ヵ所霊場 第八番札所

由緒

約四百年前まで金木地区は原野で、

その後は小数の開拓者が住みつき

次第に生活は安定していきます。

しかし自然条件は厳しく災害、

風土病などで乳飲み子は

次々と死んでいきました。

開拓者は我が子の死を悲しみ、

無数の石地蔵を造ります。

天和年間(1681~1684)、

村内には地蔵堂が出来ていて、

村人は石地蔵を持ち寄って

供養に努めていました。

元禄七年(1694)、

念仏僧の教誉浄頓法師が、

地蔵堂の菩提を慰めようと

草庵を結びます。

しかし間もなく円寂に服したため、

檀家も持たないまま

無住の草庵になってしまいました。

宝暦年間(1751~1764)、

弘前貞昌寺・隠居

照蓮社良光上人が入庵、

念仏の布教にあたりました。

この頃から照蓮社と

呼ばれるようになります。

大正十二年(1923)、

放火により堂宇や古記録を焼失、

詳細な由緒が不明になりました。

(現在の由緒は五所川原・大泉寺の

寺院記録からによります)

明治元年(1868)、

火災により時庵を類焼しますが、

その後再建されます。

この時に『喜三照蓮院』から

『朝日山照蓮院』に改称されました。

『えんありて

はるばるここに

はいすれば

だいひのちかい

おもきあさひやま』

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