海満寺
無縁山海満寺
宗派 浄土宗
ご本尊 阿弥陀如来
札所本尊 聖観世音菩薩
津軽三十三観音霊場 第十八番札所
津軽八十八ヵ所霊場 第十四番札所
由緒
万治元年(1658)、
仙台から来た良無玄道師により、
庵寺として創建されます。
当時は小泊では大しけがあり、
船が難破して多くの死者が出ていました。
冥福祈るため
村民が寺庵建立を切願、
行脚で小泊にいた玄道師が
阿曽内の地に庵寺(現在の海満寺)を建立します。
嘉永十年(1633)、
集落の西にある高山の中腹に、
安東一族の出城に祀られていた
小泊観音堂が再建されます。
(ご本尊は千手観世音菩薩)
宝永元年(1704)、
津軽地方を襲った大地震により、
阿曽内一帯が山津波に襲われました。
そして民家、墓地、小泊観音堂、
海満寺先代庵室が
海に流されてしまいます。
その後(年代不明)海満寺と
小泊観音堂が再建、
漁師が海中から聖観世音菩薩像を
引き上げ海満寺に安置されました。
人々が聖観音像を小泊霊場に祀って
巡拝出来るように願ったので、
ご本尊は海満寺から小泊観音堂へ移ります。
明治初年の神仏分離令により、
ご本尊は再び海満寺に戻されました。
『見渡せば
御法も深き
海満寺
鐘のひびきに
うかぶあまびと』
津軽三十三観音霊場 御詠歌
『たのもしや
ふかきめぐみの
かいまんじ
たかきみのりを
といてひろめん』
津軽八十八ヵ所霊場 御詠歌
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